習慣化に大切な3つのポイント

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①勉強、運動、読書など習慣化したいものが具体的にあること
②毎日続けること
③小さすぎて失敗すらできないことから始めてみること


参考文献『小さな習慣』
スティーヴン・ガイズ著

勉強、運動など習慣化したいものが具体的にあること

「気付いたらユーチューブ見てて、30分経ってしまう…けどテストで良い点数取りたい気持ちはある。」
こうなりたい、あんな習慣を身に付けたいという気持ちは必要不可欠です。

毎日続けること

やったりやらなかったりではなく、毎日続けることが大切です。
意志の力に頼るのではなく、習慣の力に頼ることで毎日続けることができます。

小さすぎて失敗すらできないことから始めてみること

これが、今日のブログの最重要項目です。勉強を例にとってお伝えします。

最初の目標が大きすぎると長続きしません

今まで家であまり勉強したことない子が、
一念発起して毎日2時間家で勉強しようと決めたとします。

どうなるでしょうか?

3日続くことは難しいでしょう。
その日だけになってしまう可能性も高そうです。
なぜなら、これは「意志の力」に委ねてしまっているからです。
モチベーションで「さぁ勉強しよう」と勉強に取り組んでも、決して長続きしません。
家で全く勉強の習慣がないところから、
「よし、明日から毎日2時間の勉強をしよう」では、かなり気合いを入れて取り組まなくてはなりません。
「今日はちょっと気分がのらないな~」
と、多くの場合挫折してしまうでしょう。
挫折してしまうのは、最初に大きすきる目標を設定してしまうからです。

どうしようもないほど、小さいことから始めよう

小さすぎて意志の力を必要としないことから始めることで、
毎日継続することができます。

「塾テキストの計算問題を1問復習する」

この小さな目標にモチベーションは必要ありません。
ほんの少しの気持ちだけで、1分かからずに終えることができます。
数日続けてみて、
気持ちがのった時には、
1問解いた後に、もう2問、3問とプラスして解いてもOKです。

ただし、全く気持ちがのらないときでも、
必ず毎日、少なくとも1問は解くことが大切です。
この日課は1分、場合によっては30秒でできるので、
「つらい、できない」ということからは無縁です。

小さな目標⇒大きな目標

こんな小さいことを目標にしたところで、意味あるの?
当然の意見だと思います。
しかし、ご安心ください。
人は脳内のドーパミンという物質により、
簡単に思えたことはもっともっと、
とエスカレートする傾向があります。

問題を毎日1問解くということを続けていると、しばらくして、
「すぐ終わってしまったし、もう少しやろう」と
おまけとして追加で数問解きたくなってきます。

慣性の法則

ニュートンの「運動の第一法則」はこう述べています。

①静止している物体は、外からの力が加わらないかぎり、そこにとどまって動かない。
②動いている物体は、外からの力が加わらないかぎり、動き続ける。

最初に、1問解くというステップを踏み出した瞬間、「運動に入った」ことになります。
ニュートンの法則が示す通り、いったんスタートを切ってしまえば、
今度は止めることが難しくなります。

僕も実践しています

僕はこの仕組みを理解したうえで、
健康のために、家で運動の習慣を身に付けたいと考えました。
「小さな習慣」の良いところは、
運動・勉強・読書など習慣化したいものすべてにおいて、
応用できるところです。

まずは、腕立て伏せ1回から始めました。
時間にして5秒でその日の日課終了です。
もし、最初の目標を
【毎日腕立て伏せ30回】
にしていたら、
時間もかかるし、おそらく挫折していたと思います。

最初に小さな目標としたことで、
3か月目に入った今では腕立て伏せの回数も増え、
腹筋・ランジなど新しい種目も増え、負荷も増えましたが、
しっかり継続できています。

ブログも毎日1本完成・更新とまではできていませんが、
毎日少しでも加筆して、下書き保存まではできています。
(その後、内容確認、推敲などで日にちはかかってしまっていますが...)


運動や勉強の継続・習慣化のために「小さな習慣」お薦めです。

この4月から、
ご自宅での勉強の習慣化のために、
毎日1問ずつ積み重ねていきませんか?