リスニング力の重要性
今年、最後のセンター試験が終了し、
来年から大学入学共通テストが始まります。
各科目で出題形式や内容において、
多くの変更点がありますが、
英語に関しては、
単独の文法問題が姿を消し、
リスニング:読解問題=1:1
の配点となります。
共通テストにおいて、
リスニングと読解の比率が1:1になるということは、
今後の高校入試においても
ますますリスニングの比重が高まることが十分考えられます。
実はリスニング試験は易しい
正しくリスニングの勉強をすれば、
高校入試や大学入試において
他の分野よりも圧倒的に満点が取りやすくなっています。
中学校の定期テストでは、
どの中学校でも必ずリスニング
問題が出題されています。
配点も100点満点のうち
20点~30点ほどと高くなっています。
早い段階で、
リスニングが得意になっていると、
定期テストで高得点を狙え、
内申点UPにつながります。
さらに、一度力がついてしまえば、
なかなかリスニング力は衰えません。
リスニングの勉強に力を入れない中学生
リスニングの勉強というのは、
多くの中学生にとって敬遠されがちです。
毎回の定期テストで必ず出題されているにも関わらず、
中学生で熱心にリスニングに
力を入れて勉強する生徒は少ないのが現状です。
中学生がリスニングに力を入れない理由
①提出物の中にリスニングの問題集がないから
②特に勉強しなくても、半分くらいは得点できると思っているから
③どうすれば、リスニング力が上がるか分からないから
①提出物の中にリスニングの問題集がないから・・・最も大きな理由です。
中学生は、定期テストがあるから勉強する、
学校のワークを提出しなければいけないから勉強するという子が多いです。
一方、リスニング専用の問題集は学校から配布されないので、
勉強しないのは、必然ともいえます。
②特に勉強しなくても半分くらいは得点できると思っているから
いいのか悪いのか、
多くの生徒が
特に自ら勉強しなくても全く得点できないということはないので、
あえて勉強する必要はないと思ってしまっています。
国語と同じようなイメージです。
「国語は、特に勉強しなくても、
日本語だし、まーなんとかなる」
という考えです。
③どのように勉強していいか分からない・勉強しにくい
これは、リスニング力が身に付いているかどうか
という判断が難しいということが大きな理由です。
英単語であれば、
水曜日 Wednesday
という綴りが分からなかったのであれば、
覚えればテストに出てきた時に書いて得点することができます。
リスニングの場合、
同じ文章(スクリプト)・問題が出題されるわけではないので、
勉強の成果を確認しづらいです。
この勉強の成果を確認しづらいという点もまさに国語と同様です。
これらの理由により、
リスニングを本格的に勉強する中学生は少ないので、
きちんと勉強することで、
ライバルよりもかなり優位にたてます。
他の教科・単元に比べ容易に満点を目指すことができます。
リスニングを勉強することで、
リスニング力が上がることはもちろん、
英単語の復習や読解問題(リーディング)にも活きてきます。
だからこそ、
国の方針でリスニングの配点が上がってきているのではないでしょうか。