勉強は質より量が大切だと考えています。
質は勉強の量をこなした後に、自然と身につきます。
逆説的ですが、そんな僕が考える最も効率的な勉強法は、
勉強しようと思わずに勉強する
ということです。
なぞなぞではありません。
中学生から大学時代まで毎日使っていた勉強法です。
もともとは、実家のトイレに日本地図が貼ってあり、それを毎日毎日眺めていたところ自然と地理を覚えてしまっていました。
これが、この勉強法をやりはじめたきっかけです。
結論からお伝えします
覚えるべきこと(英単語や歴史年表や理科の化学式など)を紙に書いて、普段なんとなく視界に入る場所に貼ります。
以上です。
普段自宅で勉強する場所から見える場所に貼ります。(もちろん読めるぐらいの字の大きさで)
リビングや自分の部屋に貼っても良いでしょう。
トイレに貼っておくことも有効です。
「勉強しよう」と強く思わなくても、英単語を覚えることができる最も効率的な勉強法だと考えています。
特に、毎回の定期テストに向けて、英単語がなかなか覚えられないと自覚している場合、すぐにやってみましょう。
合わないと思ったら、その時もっと良い方法を考えればいいんです。
①出会う回数が増える
②勉強の導入にぴったり
ここでは英単語を例にとります。
英単語を覚える時に、合計30分の勉強をする場合、
30分×1回よりも、3分×10回という形で英単語に取り組んだ方が、記憶に定着しやすいというデータもあります。
30秒、1分というスキマ時間に取り組めるというメリットもあります。
当教室では英単語テストを実施しています。
テスト直前だけで一気に覚える生徒は、少し時間が経つと残念ながら忘れてしまっています。覚える時に、1度に費やす時間も大切ですが、出会う回数・繰り返す回数も大切です。
家で覚えて来て、テスト前に少し確認する生徒の方が、その後もしっかり覚えてくれています。
出会う回数が増える
普段いるところ(リビング・自分の部屋・トイレなど)から何気なく見える場所に貼ります。
A3用紙に、読めるぐらいの文字の大きさで書いてください。
そうすることで、何度も何度も見て復習できます。
勉強の導入にぴったり
勉強は、始める前が一番大変です。
これは部活や部屋の掃除なども同じです。
日によって、部活や部屋の掃除がめんどくさいと感じたことはあると思います。
部屋の掃除も始めるまでは、
「今はやらなくてもいいかな」
と考えていても、いざ始めてみると30分1時間と掃除してしまいます。
勉強も、始めるまでが一番大変です。
そこで、普段勉強する場所から英単語や歴史年表が見えたら、勉強するかどうかを考える前にすでに勉強のスタートをきっています。
そもそも人は、覚えたものは忘れます。
1度覚えたつもりになっても、そのままにしておくと忘れます。
『人は忘れる生き物だから、忘れたら覚え直せばいい』と考えましょう。
回数を重ねるごとに比例して、記憶として定着していきます。
このような大前提を理解しておくことで、
《学校のワークを、1度解き終わったからもう終わり》
という考え方をしなくなります。
むしろ、2週間前にはできていたけど、テストまでに忘れるかもしれないから、
『もう一度繰り返しておこう』という考え方になります。
覚えようと思っても、すぐには覚えられない。
覚えたと思っても、少し経ったら忘れてしまっている。
とみんな知ってるはずなのに、
学校のワークは1度しかやらずに提出するという矛盾に、
自ら気付くことができれば勝ったも同然です。
この勉強法には欠点があります
友達や親戚が遊びに来た時に、部屋に覚えるべきことを色々貼ってあると恥ずかしいということです。
せっかく、A3用紙に英単語、意味を書いて覚えようとしていても、誰かが来るたびにはがしていたらぼろぼろになってしまいます。
ラミネーターを使いましょう
A3ラミネーターは4,000円ほど、A3ラミネートフィルムは100枚1,500円ほどでAmazonでも購入できます。
ラミネートしておけば、友達や親戚が来た時はすぐ外せますし、再度貼ることも可能です。
半永久的に復習することができます。
ラミネーターを使う場合は、最初に費用がかかってしまいます。
あまり深く考えずに紙に英単語を書いて壁に貼れば、すぐ始められます。
どちらから始めてもいいと思います。
それでは、今日はこのへんで。