集中力の正体

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ヒーローズ西春校塾長の小出です。

 

OFFです。

今日は本の紹介を質問に答える形でお送りします。

 

保護者さまから

『学校の休校が続いていますが、うちの子は家であまり集中して勉強できていません。何か良い方法はありますか?』

 

と相談を受けました。

 

ブログへの掲載許可を得ておりますので、こちらで僕なりにお答えできればと思っています。

 

そんな中で、 DaiGoさん著『自分を操る 超集中力』は集中力という目に見えないものへのアプローチとしての良書です。

 

集中力とは

集中力は、身に付けることができる。

 

DaiGoさんは、もともと中学時代227人中224番の成績を取るなど全く集中力がなく、勉強も得意ではない子どもだったようです。

そのような成績から慶應大学へ入学することができたのは、試行錯誤のうえ集中力を身に付けることができたからだと言っています。

 

これは、勉強に才能は関係なく、努力の結果だということの良い見本です。

 

また、体力と同じように、集中力も有限で何かを判断したり考えたりすると、どんどん減っていってしまいます。

 

本書の中で、大きく分けて7つの起動するエンジンが示されていますが、学生にとって特に大切な3つのポイントを説明します。

①環境

②習慣

③姿勢

 

①環境・・・勉強をする際は、取り組むもの以外は片付けて机を上をきれいにする。

スマホは電源を切って視界に入らない場所におきましょう。

 

僕は音楽を聞きながら勉強することには反対の立場ですが、集中力の面からもスマホは近くに置かないようにしましょう。

LINE通知が届く度にスマホを見ていたら、勉強もはかどりません。

 

 

②習慣・・・何の勉強をしようかと考える(選択する)こと自体が時間の浪費と集中力を消費してしまいます。

 

起きてから30分は英単語を覚える、寝る前30分はその日に勉強したことを復習するなど、時間帯によって取り組む勉強をあらかじめ決めておくと良いでしょう。

習慣化は最強の武器になります。

 

③姿勢・・・塾での長年の指導歴からも成績の良い生徒は姿勢も良いことは明らかです。

授業を聞く時、問題集に取り組む時、ひじをついたり、背筋が丸まってしまう生徒は要注意です。集中力がないと自覚のある場合は、正しい姿勢を意識することから始めてみましょう。

 

短期間ですぐに集中力を身に付けることはできませんが、①②③を実践することで次第に長時間集中して勉強できるようになります。

 

最後に

集中力も体力と同様に使うと減っていきます。

集中力の回復のためにも、少なくとも毎日7~8時間ほどは睡眠時間を確保しましょう。

睡眠は記憶の定着にもとても大切です。

 

学生向けに本書の内容をぎゅっと凝縮してお伝えしましたので、集中力についてもっと詳しく知りたいという方は、購入して読んでみても良いかもしれません。

 

勉強についてなど、なんでも結構ですのでお気軽にお問い合わせいただければ、お答えさせていただきます。(ブログの題材ができて助かります)

 

それでは、今日はこのへんで!