『勉強』に例える

f:id:heroschool:20200508201739j:plain

例えるとは

 物事、道理などを分かりやすく説明するために、似ていることや具体的なことに置き換えて話す

 

と三省堂の国語辞典に記載があります。

 

みんな多かれ少なかれ『例える』ことをしています。

 

結論からお伝えすると、

今回は『勉強』に例えることで、国語力も身に付き、勉強法も確立することができるという話です。

 

ことわざや四字熟語も多くが例えたものではないでしょうか。

2階から目薬・・・ものごとが思うようにいかず、もどかしいことの例え

 

グルメリポーターの彦摩呂さんといえば、

海鮮丼を見て『海の宝石箱や~』という言葉が代名詞になっています。

 

彩り豊かな様子、

種類が多い様子

海鮮の量が多い様子

美味しそうな様子

などがすぐに伝わると思います。

 

『マグロが~、イカが~、種類が~、量が~、味が~』

と言葉をつなげるよりも、端的に言いたいことが伝わります。

 

国語の本質

説明しづらいものを分かりやすく説明できる能力は、国語という教科においてもとても大切です。

国語の論説文や説明文というのは、もともと作者の主張(言いたいこと)があり、それを分かりやすく説明するために、例を挙げて説明したり、2つのものごとを比べたりしています。

文章として、読者に伝えるためにはそうせざるをえません。

 

勉強とは

『勉強』とは何ですか?

『勉強』が得意になるためにはどうすれば良いですか?

 

保護者のみなさまは、お子さまにたずねてみて下さい。

生徒のみんなは、考えてみて下さい。

 

多くの子は、返答に困るのではないでしょうか?

 

『勉強』というものにあまり興味がない、真剣に考えたことがないという場合は、自分なりの意見を出すことができません。

 

一方、 

『フォートナイト』って何ですか?
『テニス』が得意になるためにはどうしたら良いですか?

同様の質問を、好きなゲームや好きなスポーツ・部活などについて聞いてみると、その子なりの答えが返ってくると思います。

  

僕は、小学校からずっと野球をやってきたので、『野球』を『勉強』に例えてきました。

 

野球における練習時間は勉強時間

当たり前ではありますが、同じチームで練習時間が長い方が、短い場合よりも試合で勝つ確率が上がります。

同様に、勉強(練習)時間が長い方が、テストで良い点数が取れる(試合に勝つ)確率が上がります。

 

筋トレは、英単語を覚えることと同じ。

筋力がないと、早いボールを投げたり打ったりできないように、英単語を覚えていないと英語長文を読むことができません。

 

このように考えれば、スポーツや部活の試合前の1週間(テスト週間)だけ練習(勉強)しても試合で勝てない(テストで高得点を取れない)ことは、みんな知っているはずです。

  

どのように勉強していいか分からない場合は、

好きなこと、詳しいことを『勉強』に例えてみましょう。

 

例えるということは、共通点を探さなければなりません。

共通点を『考えること』が『具体』『抽象』を考えることであり、

国語という教科にもつながります。

 

得意なゲームや得意なスポーツ・部活などについて、

『得意になるためにはどんなことをすればよいですか?』

と尋ねられた時に、時間をとる、毎日やる、筋トレをするなど、

自分なりに考えがまとまったら、それを『勉強』と比べてみましょう。

 

どのように勉強に取り組めば、テストで目標を達成することができるでしょうか。 

 

そのような考え方を身に付けることができれば、自分の勉強方法の確立にも役立つはずです。

自分でしっかり考えることが大切です。

 

それでは、今日はこのへんで!