if thenプランニングとは
その名の通り、
もし(if)~ならば、そのとき(then)~するというものです。
科学的に証明されているもので、
例えば、
【帰宅したら、手洗いうがいをする】
【晩御飯を食べたら、勉強をする】
など、1つの行動が別の行動のスイッチとなっているため、習慣化するときの方法論としても有名です。
if then プランニングの勉強への応用
こちらで、能動的な勉強の重要性について書きました。
心構えやマクロの話でした。
今回は、if then プランニングで勉強時間を効率化する方法です。
結論からお伝えしますと、問題集を解いているときに、分からない問題が出てきた際どのように対応するかということを教科ごとに、問題の性質ごとに決めておくものです。
テストで高得点を取る生徒は、意識的にせよ無意識的にせよ、分からない問題に対してどのように対応するかということが決まっています。
英語
You are a student.
この文を疑問文にして、その疑問文にYesで答えなさい。
という問題があったとします。
よくある形式の問題です。
be 動詞の文を疑問文にする問題なので、be動詞を文頭に出して『?』を文末につければ正解ということを知っていれば、5秒で答えることができます。
(答)
Are you a student ?
Yes, I am.
be 動詞、一般動詞の違いが理解できていない場合、
Do を文頭につけるのかどうか!?
また答える時の主語は、you なのか I なのか!?
などなど考えすぎてしまうということが起こりえます。
考えすぎた結果、このような英語の文法問題1つに5分~10分も考えていたのでは、進度が遅くなってしまいます。
英語という教科においては、ある程度そういうものだと理解して進めていかないといけない部分も多いです。
なぜ、『be 動詞の疑問文は、be動詞を文頭に出すのか?』
と考えても仕方ありません。
そういった疑問は、言語学者に任せて、
『そういうルール』と軽く考えて、そのような言葉のルールを覚えていきましよう。
英単語も同様です
分からない、覚えていない英単語は
『その場で覚える』
と決めていれば、分からない英単語が出てくる度に考えこむ必要がなくなります。
『今できなくても良いので、テストに出題されたときに答えられるように』
という心構えであれば、復習の大切さも理解できると思います。
社会や理科
暗記科目と言われる社会や理科についても同様の考え方でOKです。
覚えていない名称や年号をいくら考えたところで、正解することはできません。
そんな時には、
『そんな名称、年号だったか~』
とその場で覚えてしまえばOKですし、テストまでに繰り返し復習して覚えてしまいましょう。
問題集を解いて、×が多かった場合
『もうだめだ~』
と自分を必要以上に責める生徒がいますが、それは精神衛生上よくありません。
そこで、苦手意識をもってしまっても良いことはありませんので、
『分からなかった問題をできるようにして、自分のレベルを上げるチャンス』
と前向きにとらえていきましょう。
数学や国語
数学や国語という教科は、公式や漢字など暗記が大切な部分もありますし、文章題や記述問題など考える過程が大切な部分もあります。
文章題や記述問題に取り組んだ際に、答えがすぐに分からないときに、考え抜くことは大切なことです。
一方、分からない漢字1問に5分も10分も悩んでいたのでは、いくら勉強時間があっても足りません。
文章題や記述問題で分からない問題があった場合、
解説を読んでも、まだ分からない場合は必ず質問をする
など、このような問題に対するルールを決めておきましょう。
『今』『今日』できる必要はないので、テストまでにできるようにと復習に力をいれていきましょう。
それぞれの教科、問題の性質によって、分からない場合にどのように対応するか決めておくことで勉強時間の密度が濃くなります。
それでは、今日はこのへんで!