ここ数日で多くのお問い合わせ、新規面談、入塾をいただいております。
ありがとうございます。
入塾間もない生徒
当教室は個別指導塾ですので、授業の時間には講師が近くにいます。
もちろん、分からないところがあれば、すぐに質問することができます。
ただ、入塾したばかりの生徒は、どのように質問して良いか分からない場合があります。
○つけをした後に、講師が分からないところがないか聞くと、
『全部』
と言ってしまう。
『自分の勉強は○つけをするまでで終わっている。』
と思ってしまっているためです。
この場合は、要注意です。
①生徒自身が考えて、理解しようとすることをあきらめてしまっている。
②解説を読む習慣がない
問題を解くこと自体は、現段階で解ける問題と解けない問題を分けるだけです。
解けなかった問題を解けるようにすることが勉強です。
○つけをしただけで、終わってしまっていては、できる問題とできない問題を分ける作業をしたにすぎません。
塾での授業中は、講師も近くにいるので文字通り『全部』説明することも確かにできます。
ただし、仮に全部説明したとしても、成績は上がらないでしょう。
いつもだれかに質問できる環境ではありません
もし、家で1人で問題を解いていて同じ状況になった時に、講師は近くにいないので、聞くことはできません。
そこで、大切なのが、自分で解説を読んで理解しようとする力です
入塾した生徒に対しては、このようなことから伝えていきます。
このブログでも、繰り返し伝えていますが、受け身の勉強ではなく、能動的な勉強でなくては身に付きません。
能動的な質問
自分が解き終わった後に、解説を読んでその解説の中のこの部分が分かりませんと聞くことが大切です。
例えば、
『この解説に、いきなり2πr と出てきていますが、この2πr は何ですか?』
と解説部分を指さしながら質問しましょう。
解説の一部分を具体的に質問できるようになれば、定期テストで平均点は取れます。
なぜかというと、何も自分で考えなくても、
『全部分からない』
と質問することはできますが、
『解説のここの部分が分からない』
と質問するためには、その前段階として、しっかりその問題を考え、解説を読む必要があります。
解説を読み取る力がついていれば、いつでも、どこでも、1人で勉強することでメキメキ学力が身に付いていきます。
一方で、残念ながら、
『しっかり考えて、解説読んで質問するぐらいなら、分からないままで良いか。。』
と考える生徒がいることも事実です。
このような生徒は、入塾したばかりの生徒にはいますが、少しずつ自分で考えられるように、解説を読むことができるように指導しています。
解説を読む習慣があることで、知識に厚みが出てきます。
問題としては問われていない部分で、解説に記載のある内容が別の問題で問われるということは、よくあります。
最近多く入塾をいただいておりますので、
どのような形で質問できると良いかという点をお伝えしました。
それでは、今日はこのへんで!