目標に対して、最善の行動を

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多くの学校で定期テストの結果が返却され、順位も確定されました。

 

当教室も多くの生徒が、順調に成績を上げることができました。

僕達講師はあくまで、成績を上げるお手伝いをしただけですから、ぜひお子さまを褒めてあげてください。

 

一方で、残念ながら結果が出なかった生徒がいることも事実です。

 

まずは、その原因を自分なりに考察してみましょう。

 

当教室も定期テスト毎に生徒に、振り返りシートに記入してもらい、次回定期テストへ向けて生徒自身にしっかり考えてもらっています。

この振り返りをしっかりできるかどうかで、次のテスト結果が左右されるといっても過言ではありません。

 

テストの結果が出た後に、次回定期テストに向けてしっかり考えるというプロセスがとても大切です。

 

しっかり考えた結果、では、次回に向けてどのように行動していくかが決まれば、それを忠実に実行していくだけです。

 

どうすれば良いか分からないという場合は、遠慮なく相談して下さい。

 

先日

自分では勉強しているつもりだけど、なかなか成績が上がらないと、少し落ち込んでいる生徒がいました。

 

話を聞くと、数学の定期テストで、毎回惜しいところまでいくものの、わずかに平均点には届かないという相談でした。

 

返却された答案用紙、問題を塾に持ってきてもらい、1問1問確認していくと、最初の方の比較的易しい計算問題で4問ミスをしていたことが分かりました。

 

理由を聞いたところ、最後の方の難しい問題に時間をかけすぎて、計算問題を見直す時間を十分にとれなかったということでした。

(さらに悪いことに、時間をかけた最後の難問も正解できていませんでした。)

 

最後の問題は、学年上位一割の子でも正解を出すことが難しい難問でした。

おそらく、見た瞬間に難しいと思える問題です。

 

僕の助言としては、

『まず解けそうな問題にしっかり取り組み、見直しもしっかり行いましょう』

というものです。

 

平均点獲得を目標とするのであれば難しすぎる問題に取り組む必要はありません。

ただ、言うことは簡単ですがなかなか実行することは難しいものです。

 

野球に例えると、ストレートの打ち方しか分からないのであれば、ストレートだけを狙っていきます。

ストレート以外の球種が来たのであれば、手を出さなければ良いのです。

 

その代わりストレートが来たのであれば、確実にヒットを打つという心構えと準備をしておきましょう。

 

苦手なカーブもフォークも打とうと思っていると、打てるはずのストレートも打ち損じてしまいます。

 

定期テストにおいては、解くことのできない難しい問題にあれこれ手を出しても時間切れになってしまいます。

まずは、ストレート(基本問題)は確実に正解しましょう。

 

基本問題をしっかり正解できれば、平均点を越えることは十分できます。

 

テストで、ストレートだけを狙うのか、カーブやフォークについてはどのように方針を立てていくのかということはそれぞれの生徒の状況によって大きく異なります。

 

そのような方針を決めるためにも、気になったことはなんでも相談してください。

 

それでは、今日はこの辺で!