イメージトレーニング

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僕は小学生で野球を始めてから大学のサークルまで、ずっと野球を続けてきました。

 

その中で最も印象に残っている指導として、

『実戦をイメージして練習しなさい』

というものがありました。

中学生の時のシニアリーグの監督とコーチから何度も何度も言われてきた言葉です。

 

当時は、イメージすることの大切さには気付いていませんでしたが、勉強を通して当時の監督やコーチの言っていることの意味を理解することができました。

 

素振り

何も考えずに、ただ100回振るだけでは、あまり良い練習とはいえません。

試合で結果に結び付かない可能性が高いからです。

 

同じ素振りをするにしても、試合を想定して

・ピッチャーは右投げなのか左投げなのか

・球種はストレートなのか変化球なのか

・どのくらいのスピードのボールなのか

 

少なくとも、このくらいは考えてバットを1球1球真剣に振らなければ、試合では役に立ちません。

 

確かに、何も考えずにバットを振ることは、しっかり考えるよりも楽だし、時間も短時間で済みます。

 

反対に、しっかり投手をイメージしての素振り100本は、とても大変ですし、かなり時間もかかります。

 

素振り100本をする目的は、試合で打てるようになることです。試合で活躍できるような練習内容でなくては意味がありません。

 

どちらの素振りが試合で良い結果に結び付くかは、一目瞭然です。

 

イメージすることの大切さは、野球だけに限らず勉強にも当てはまります。

 

あまり深く考えずに問題を数多く解くよりも、今取り組んでいる問題がテストや入試に出るかもしれないと考えながら取り組んだ方が効果的です。

 

仮に間違えてしまったとしても、その問題と同様の問題が入試に出るかもしれないとイメージできれば、決してそのまま放置はせず、その問題を解けるようにしておくのではないでしょうか。

 

その一問で合否が別れるかもしれません。

 

定期テストに出題されるかもしれない、入試に出題されるかもしれないと考え、間違えてしまった問題は解説を繰り返し読んだり、僕たち講師に質問することで、必ず解決しておきましょう。

そのためにも、解説を読んでも分からない場合は、質問して解決しください。

 

一方で、難問過ぎてやらなくても良い問題というものも存在します。

受験までの残り少ない時間の中で、志望校を見据えて、どの教科にどのくらいの時間を費やすかという戦略もとても大切です。

 

生徒それぞれの志望校に必要な得点率を考慮して、この応用問題は一旦やめて、基本問題を確実に解けるようにしようと助言することもあります。

これからの時期はそのような、効率的な時間の使い方もとても大切になります。

 

まずは、遠慮なく聞きに来てください。

それでは、今日はこのへんで!