最後のチャンス

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今回は中学3年生に向けての話になります。

 

愛知県の高校受験の仕組みの話からお伝えしますと、

愛知県には大きく分けて

①私立高校を推薦受験

②公立高校を一般受験

 

この二つの形で進学先が決まることが多いです。

もちろん、

私立高校に一般受験で合格し進学するというパターン

公立高校に推薦受験で合格し進学するというパターン

両者ともパターンとしてはありますが、それほど多くないのが現状だと思います。

そのうえで①②の両方の場合で2学期の内申点がとても大切です。

 

①について

学校ごとに、この内申点であれば、この私立高校への推薦がもらえるという目安が決まっています。

もちろん相対的なもので、同じ中学校から同じ高校に進学できる枠は決まっていますので、年度によって難易度が異なる可能性はあります。

このあたりは当教室もデータを持っておりますので、詳細は面談などでお問い合わせください。

 

②について

公立高校を第一志望にしている生徒が、その高校のボーダーラインを大きく超えている場合、推薦受験という形で中学校から薦められることがあります。

 

推薦入試とはいえ、実際に試験を受けることになりますので、

過度に期待せずに少し合格率が上がるくらいという話を毎年受験生に伝えています。(ただ、実際には公立高校の推薦入試はいわゆるボーダーラインよりも内申点の高い生徒が受験することができるので、結果的に合格率はかなり高くなります。)

 

①②いずれの場合においても、1学期の段階で志望校への内申点の乖離がある場合、

2学期の内申点を上げることがラストチャンスです。

 

①の場合は、2学期の内申点だけが合否に影響します。(面接はあります。)

②の場合は、例えば、社会の内申点が1学期『3』だったとします。

これが、2学期の評価が『3』だった場合、

かなりの確率で3学期の通知表も『3』になってしまいます。

 

3学期の評価は、1学期と2学期の評価を平均したものですので、

公立高校に影響する3学期の内申点を上げたい場合は、

2学期の段階で『4』を獲得しておかなければなりません。

 

1学期『3』2学期『3』と出てしまった後では、残念ながらほとんどの確率で

3学期も『3』になります。

 

1学期『3』、2学期『4』であれば、3学期『4』

の可能性は十分にあります。

 

このような意味で①②両方の場合で、

この2学期の通知表が逆転合格する最後のチャンスとなります。

 

例年、受験直前の12月にお問い合わせいただくこともありますが、

このような愛知県の受験のシステムを説明し、一発逆転は難しいことをお伝えし、もう少し早く相談にお越し頂ければ・・・と思うことも少なくありません。

 

まずは、この2学期中間テストに自己最高順位を目指していきましょう!!

今ならば、まだ間に合います。

 

それでは、今日はこのへんで!