現状維持

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前回のブログで、当教室の生徒の多くが成績が上がっていることをお伝えしました。

一方で、残念ながら全員の成績が上がっているわけではないこともお伝えしました。

 

そこで、今回はなぜ成績が上がらなかったのかということを深堀りしていきたいと思います。

僕は、まずは量をこなすことが成績を上げることの最も分かりやすい指標であると考えています。

しかし、『今回のテストは前回よりも頑張ったんだけど、成績が上がらなかった。』

と考える生徒もいます。

その子に聞いてみると、勉強量や勉強時間の点から考えると今回のテストは確かに前回のテストよりも3割くらいは増えていたようです。

その子にとっては、いつもよりゲームやユーチューブの時間を時間を削って(1日30分程度)いたので、かなり頑張ったと感じている様子でした。

 

ただ、もともとあまり学習習慣のなかった子が1日30分の勉強時間を増やしたとしても、すぐに成績が上がるとは考えづらいです。

 

①そもそも他の生徒の勉強時間に比べてかなり少ない。

②机に向かっている時間は増えたものの、問題をこなす量が増えていなかった。

 

①について

今まで答えを写してしまっていた学校のワークを、教科書を見ながら埋めたとしても、勉強やってる感は出ますし時間はかかりますが、成績は上がりません。答えそそのまま写すよりも時間は増えているので、一見勉強時間は増えているように感じるかもしれませんが、《自分自身で解けるようになったかを確認》できていないので、解けない状態のまま、定期テストを向かえてしまった可能性が高いです。

 

②について

机に向ってはいるものの、爪を触っていたり、消しゴムを触っていたりするだけでは、当然のことながら成績は上がりません。どういういことが勉強なのかということを考え直すために、『勉強する前に、勉強について考えること』が大切です。

 

本当に、学校の定期テストでの成績アップにつながる勉強なのかということを考えてみましょう。

 

学校のワークや塾のテキストを自分自身の力で繰り返し、解き直すということは、100%定期テストにつながる勉強です。

学校のワークを全て解ける状態にしておくことができれば、少なくとも定期テストで80点は点数が取れるでしょう。90点以上が取れることも多々あります。

 

最後に

定期テストにおいて、前回の定期テストより2割~3割勉強時間が増えたとしてもそれだけでは成績が上がることは難しいです。5教科ありますので、テスト週間だけ少々勉強時間が増えたところでグングン成績は上がりません。

 

前回の定期テストよりも2週間~3週間早めにテスト勉強を始めて、今回のテスト週間は2倍~3倍は勉強したと自信を持って言えるだけの勉強量を確保しましょう。

量を確保できれば、必ず成績が上がると信じて取り組みましょう!!

2割~3割の勉強時間UPではなく、2倍~3倍の勉強時間UPを目指しましょう。

 

それでは、今日はこのへんで!!